知覚のうち目からの情報は8割と言われています。それだけ視覚は私たちに与える影響は大きく、色により気分よく過ごせたり逆にイライラしていたりと、知らないともったいないことがよくあります。

ランチしておしゃべりして休み時間終わっちゃうと慌てて店を出たらまだだいぶ時間があった・・・水族館に行き普通に歩いて見て回っていたのに意外と時間が過ぎていてびっくりした・・・なんて経験ありませんか?これは色と時間感覚が関係しているためです

水族館は薄暗く青や緑の水槽に囲まれた室内にいると通常より時間経過の感覚が遅くなり実際より短い時間に感じます。逆にファストフード店や中華料理店のインテリアは赤や黄色オレンジのビビットカラーにすると、時間経過の感覚が早まり実際より長くそこに居た 感覚になり、回転率がアップしてお客様もお店側も丁度良いという具合です

それはなぜかという研究はずいぶん前から行われ自律神経や血圧、心拍数に関係しているのではないかと言われています。なので教育現場や会議室など集中して考えたり作業するところや待合ロビーでは寒色系のインテリアにしているところが多く、ファストフード店やスーパーなどではその逆を使用しているところが多いようです。

ただし寒色暖色は温感にも作用しますので、高齢者の病室や冬場の浴槽など寒色系が多いと寒さを感じることがあるため注意が必要です。