偶数月に開催している色と着物レッスンも この6月で1年になりました。

呉服店に就職し、着物を色々学ばせていただいた20代、そこで着物色合わせの面白さを知り

色彩の勉強をスタート。ちょうど1990年代はアメリカからパーソナルカラーが日本に入ってきたばかりで

「好きな色と似合う色はちがう」というフレーズにおどろきつつ、色によって印象が変わる事を知り

夢中で勉強し、いつしか色彩講師としてカルチャーや企業の研修などにも講師としてお話させていただきました。

 

そして今また、大好きな着物と色を大人の方から学生さんたちにお伝えできてありがたや~です。

夢二の塗り絵は前回のアンティーク着物の色使いで宿題にしたものを生徒さんが丁寧に塗ってきてくれました!

大正時代は化学染料が色々でてきて一気に着物の色もはなやかに

日本の着物が海外でも注目されていますが、それは日本独特の配色がヨーロッパの色彩調和論には

あてはまらなくてそこが不思議でおしゃれなんでしょうか

着物一枚にも様々な色が使われ、そこに帯や襦袢、小物、草履、バッグ、などなど

ヘクサード(6色配色)どころではないレベル (笑)

こんなにカラフルで柄が豊富なのは日本の染色技術や友禅技術が発展したおかげでしょうね

ありがたいです。とはいえなかなか着物を普段着として着る事は難しい現代ですが

せめて記念日には伝統的な衣装をもっともっと老若男女問わず着れたら良いですね

さて、コロナ感染予防に対いして気を付けるポイントが見えてきた今年、

各地で夏祭りや夏のイベントが開催されるようです。

花火大会、納涼祭、お茶会、蛍鑑賞などなど 感染予防しながら楽しみたいですね

そんな時に夏の着物を身に纏って参加するのも良いのでは?

 

今回のレッスンでは自分に似合う青は?ということでパーソナルカラー別の青色について

少しだけ紹介しますね、

 

青の着物と言えば藍色がテッパンですが、他にも着物の色、和伝統色はたくさんありますので参考にしてみてください。

イエベは黄みで温かみを感じる青 スプリングは南国の海のような青、オータムは宝石のターコイズのような青

ブルべは少し紫みを感じさせる青 サマーは磁器のような紫陽花のような青、ウィンターはサファイア・ラピスラズリのような青

着物も洋服と同じ考えで大丈夫です、ただ季節に合わせた生地や仕立て方(袷・単・薄物)を

チョイスすれば大丈夫です。

透ける素材は中に着る襦袢やウソツキで楽しまれると良いですね

透けると言えば夏の浴衣は綿や白っぽい生地の物は下着が透けやすいので注意しましょうね

日中は逆光で結構足のラインがくっきりなんてことがあります。

で、コーディネートに関しては

スプリングやウィンタータイプさんは帯や小物はカラフルにしたり、反対色を合わせ

サマーやオータムはグラデーションや同系色でまとめると素敵!

夏の白帯も素材によって似合うタイプがありますのでまた

タイプ別着物・帯の素材なんてこともレッスンしてみよう♬