今年の三人展のテーマがエジプトの花嫁 「Egyptian Arosa」に決まったのが3月。それからオリエンタル和装で使用する振袖や小物のコーディネートを考え始めました。
現在のエジブト女性の服装はアバヤといわれる、伝統的なイスラム教文化において一般的な衣服スタイル。体を覆う為に使われとくに黒が目立ちます。公共の場ではほとんどの女性が肌を露出するのを控えていますが、今回のテーマのエジプトは古代。それらを考えて古代エジプトの色について考えてみました。
エジプトというと思い浮かぶのは・・・金(GOLD)✨ピラミッドやツタンカーメン王の遺跡から出土した副葬品が一番に思いつきましたので当然金色は使うとして、他の色はどうしようかな~とワクワクしながらエジプトの色を調べてみました。
1青 2赤 3黄 4緑 5白 6黒 このあたりが服装品や壁画にも使われている色の様。ちなみにスフィンクスの一部にはいまだに当時の赤色が残っているところがあるそうです!河江先生のセミナーでおっしゃってました!(あーエジプト行きたい・・・💖)それぞれの色には意味があるようで、
青は宗教的な象徴や神聖な意味合いがあるよう(オシリス神の肌の色は青や緑であらわします)。赤は特に人気があった色のようで太陽の象徴(ラー)生命やエネルギーを表す色。黄は太陽の光、神聖さを象徴する色でこれが金と同じ意味がありそうです。緑は古代エジプトでは自然と再生の象徴(ナイル川の土地)。白は純潔や神聖なものを意味し壁に塗られたり神官らは白い衣装を身に纏っていたようです。最後は黒、古代エジプトでは死や再生の象徴として使用されていました(アヌビス神は死者の冥界への導き役)
古代エジプト好きにはたまらない色と神の色が続々つづきますが、今回のテーマ「エジプトの花嫁」ということなのでエネルギー・幸せ・生命の意味を持つ赤を使いたいなと振袖や小物選びをはじめました。
すると和紙畳バッグ作家の國谷博子さんから、素敵なサリーの生地があるよ!との連絡が・・・見ると本当に見事な生地!刺繍やスパンコールがちりばめられた赤と黄、そして金色の3M以上のサリー✨✨これは使わなきゃ!
ということでこの赤を活かす振袖選びが始まりました。すると手持ちの中の着物に、ちょうどこげ茶でシンプル柄の振袖があり、AIならぬAIざわ脳をフル稼働!茶と赤は同系色相なので配色的にも良い感じ、柄も抽象柄で見方によってはエジプトの国花であるロータスにも見えるかも?!とこの振袖に決定しました。
小物の色は金と黒、白で統一し、赤いロングの生地はオリエンタル和装の後からトレインとして引きずるスタイルにしてみました。肩かけてもめちゃめちゃ素敵でDMも悩みましたが・・・帯結びが見える方が素敵なので今回のDMができあがりました💖💖
片岡永俐那さんのエジプトの絵画と國谷博子さんの畳バッグとの相性も素敵で撮影中もうっとり!ちなみに額やイヤリングのアクセサリーは國谷博子さんの私物(笑)そうとうなエジプト好き!!
こんな感じでオリエンタル和装®の衣装コーディネートをしていました。「エジプトの花嫁」がテーマの今年の三人展は9月2・3日です。3日にはオリエンタル和装ショーを開催します。
9月までの舞台裏を今後も少しですがお知らせしていきますので楽しんでいただき当日も観覧にいらしていただけるとうれしいです♬