開会式、賛否両論の声が上がってますが各国の衣装、ホスト国日本の衣装も見所いっぱいでした。
アフリカ大陸の国々の色鮮やかな民族衣装
国旗の色を使っている国、
日本を意識した衣装の国、
イスラム圏の肌を見せない服、
ミクロネシア諸島は上半身裸、
まるでプリンス、プリンセスのような美しい旗手
205か国の選手の入場に目が釘付け👀
民族衣装の他、選手団衣装で個人的に好きだったのは
オランダ
王室が存在する国で日本の天皇家とも親交のある国。オレンジ色が印象的 ビビッドではなくくすんだオレンジが肌や紙の色と調和して大人っぽい印象でした。
イラン
中東の国。イスラム圏なので女性は肌を露出してはいけない規律があるため全身を覆う衣装でしたが色が明るいミントグリーンで明るい印象でした。国旗の色とは関係ないようです。でもこの緑はアフリカ大陸や中東の国の国旗によく使われています。砂漠の中のオアシス、緑に対する思いが強いのでしょうね。さらに緑色は一般的に平和や自然を連想する色です。そんなメッセージがこめられていたのかもしれません。
スイス
スイスというと「国連」「永久中立国」という言葉が重い浮かびます。国旗は赤字に白の十字。アルプスの山々、自然、ハイジを連想しますがユニフォームの色は上下茶色の濃淡。なんだろーなと眺めると思いついたのが・・・チョコレート!!チョコレートブラウンなのかと勝手に想像。シンプルなデザインですが素敵な配色で印象に残る素敵な衣装でした。
あと今年らしいな〜と思ったのは衣装とマスクコーデしていた国々!
きっとファッション史や色の授業でこのテーマをとりあげる機会があるだろな~
オリンピックとファッション・マスク文化論 的な!
さて、続いてはお迎えする側の日本の衣装
日本選手団のスーツはメディアでも拝見していましたので驚きませんが、
五輪フラッグ旗手の百田選手たちの衣装にはびっくり(°_°)
ジャケットの襟はきっと十二単意識したのかな?色は五輪の五色(赤青黄黒白・陰陽五行の色でもありますが)重ねの色目のようなデザイン。そしてウエストは帯をモチーフ?どどどーしたんだろう・・・
せっかくなら紋付袴・振袖にしてくれたらよかったのにな~と着物関係者としては思ってしまう。
市川海老蔵の歌舞伎の衣装が唯一和装だったし・・・民族衣装で参加した国があるのだから日本もどこかに正当なスタイルをだしてくれればモヤモヤしなかったかも・・・
ちなみに海老蔵の歌舞伎衣装のこの茶色は色名にもなっていて、その名も「団十郎茶」
江戸時代は茶と灰色がとにかく大流行。人気の歌舞伎役者の衣装の色が色名に
なっているところがすごい。今だったら誰かな~
色を言ったらすぐ誰とわかるとすると・・・カズレーザーレッドとか?
オリンピックからそれてしまったのでもとにもどすと・・・
メダリストへのメダル授与のアシスタント衣装は?と調べたところ
この衣装(=_=)
素材はリサイクル繊維!「かさね」「おり」「結び」「染め」の伝統技術!とのこと。
たしかにボランティアさんのうち着物を一人で着れる人はそんなにいないか…
ホスト国これでよいのか?とモヤモヤはつづく
できたらオリエンタル和装の方から受賞者へメダル授与できたらよかったのに・・・
ま、そうは言いつつオリパラ期間の選手たちによる感動はこれから♪
皆さん健康で無事大会をすごせますように!
大会中のユニフォームや色で気づいたらまた書いていきます。
色と着物の講座やパーソナルカラー講座ではこんな話を交えながらレッスンしております。
お近くの方で受講気になるな~という方、よろしければ体験にいらしてみてください。