振袖にはさまざまな柄がありますが、その中でも古典柄と呼ばれる伝統的な柄は、美しいだけでなく、意味や由来があります。その多くは、振袖を着る人の幸せを願う想いが込められているのです。
今回は、振袖によく使われる柄や古典柄について、その意味や由来を紹介します。振袖を選ぶ際の参考にしてくださいね。
女の子の着物に多く使われ、可愛い毬柄について!
毬柄(まりがら)
毬柄=手毬は女の子の遊び道具であったことから、女性らしさや可愛らしさを象徴する柄。また、毬柄には、「子供が丸々と育つように」「何事も丸くおさまるように」という意味があり子供のすこやかな成長や幸せな人生のシンボルとなる柄です💛
さらに小さな子どもの頃だけでなく、成人したとき、結婚したときなど、女性の人生を生涯にわたって守ってくれる魔除けの意味もあります✨
その昔は、万事が丸く収まる願いと魔除けのお守りとして、手毬そのものを嫁入り道具にする風習もありました。
毬柄は色や大きさがさまざまで、華やかで可愛らしい印象を与えます。振袖に使われる場合は、花や鳥など他の模様と組み合わせてあしらわれることが多くあります🐓🌸🦋
今も昔も親が子供を思う気持ちは変わらず、衣装にもその思いを施す、日本の風習の素敵なところですね💖